「大隊長、戦況の報告を」
「はい、上官」
朝食の席でいつものように、エズラに促されてマキナが報告を始める。
食堂という#4が一堂に会する場での、報告は大隊長たる彼の役目だった。それは戦況報告だけでなく、我らが中枢なる皇国軍総司令部からの報告も含まれた。#4に関する情報は全て彼の元に集められ、整理されてから如月エズラ司令官へ、そして情報吟味の後俺たち兵隊に報告される。
ユーゴはテーブルに肘をついて、今食堂中の視線を集めている二人を眺めた。
…あれ以来、この二人のどちらとも何の進展もなかった。…いや、進展したいワケじゃないけど。
「――と、以上です。上官、戦況とは関係ありませんが、司令部から報告が一件」
「何だ」
「明日、西園寺閣下が此処を訪問なさるそうで、丁重にお出迎えしろとのことです」
「――閣下が?」
マキナの言葉にエズラのみならず軍人たち全員がどよめいた。勿論俺もその一人だ。
西園寺閣下のフルネームは、西園寺コクトと言う。かの軍閥として名高い西園寺家の御長男で、齢30ほどにして皇家の信頼も厚い。
「何だって閣下がこんな辺鄙なところに…」
エズラの呟きはここにいる全ての軍人の疑問を代弁していた。西園寺閣下と俺たち#4の一隊では、月とスッポンで比べるより尚身分の差がある。つまり閣下がここに来るなんて、異例も異例、天変地異の前触れか――
俺は軽口を交わそうと、クロエの方を向いた。しかし。
「……クロエ?」
クロエは俺の呼び掛けに気付かない様子で、瞬きもせずマキナを見ていた。顔色は真っ青で、テーブルクロスをきつく握り締める指が真っ白になっていた。――明らかに、異常だ。
「おい、クロエ!」
俺はテーブルの下の、クロエの足を強かに踏みつけた。クロエが夢から覚めたように瞬きして、回りを見回した。ユーゴはその襟を掴んで自分の方を向かせた。
「ユーゴ」
「大丈夫か?」
「ああ……うん」
クロエは強張った笑みを浮かべた。何か無理してやがるな、と俺には当然判る。
「医務室行けよ」
「いや大丈夫だから。つか飯冷めるぞ」
「どうでも良いよそんなん…冷めても冷めなくても不味いもんは不味い!」
「飯抜かれるぞ」
「うおお、うそうそ。冷めても美味い」
「お上手」
クロエはオカマみたいにウインクすると、行儀よく食事を始める。
つられるように不味い食事に口を付けながら、俺はクロエを伺った……いつも通りのクロエだ。だがしかし先ほどのクロエの様子はやはり異常だった。どこか不安が拭えないまま、食事を終えた。
何か起こるなら今夜だろうと思った。俺は二段ベッドの下段で寝たフリをして、何か起きるのを待っていた。
確証があったワケではない。言うならばこれは予防だ。俺が予想していることはただの妄想かもしれない。何も起きなければ、それが一番良い――……
しかし、事態は起こった。時間は時計がないので判らないが、深夜の何時か。二段ベッドの上段で、クロエが身を起こす音を聞いた。
「…………」
微かな衣擦れの音と、ベッドの軋む音。俺は確信した。クロエは今晩、脱走する気だ。俺は意を決して、声を掛けた。
「クロエ」
「えっ…!?ユーゴ、なんで起きて…」
「行くのか」
「…………」
クロエは何か言い掛けて、黙った。ベッド脇の梯子が軋んで、クロエが下りてくる。俺は身を起こした。クロエは脱走のためだろう、寝間着から軍服に着替えていた。闇に慣れていた目に、クロエの悲痛な面持ちがはっきり見えた。
「見逃してくれないか」
「理由を教えてくれ」
「想像してる通りだ」
クロエは困ったように笑った。
「西園寺コクトは俺の兄貴だよ。想像の通り、俺は西園寺家の次男だ。尤も、西園寺家で俺は病死したことになってるが…」
「…………」
「会いたくないんだ」
マキナを含む若干名の乳幼児を徴発した第一世代の次の、五歳児までを徴発したのが第二世代だ。俺たち#4の中で、第二世代だけが一般に名字を持っている。生みの親から貰った名前も。だから俺はクロエが第二世代であることには気付いていたが、……西園寺は西園寺でも、西園寺家の西園寺とは。
「俺のこと、笑いに来るんだよ多分…会いたくない。…嫌だ。怖いよ」
クロエは子供のように頭を振った。暗がりの中、俺を見つめる縋るような目にも、子供みたいな怯えが浮かんでいた。
「――頼むよ、ユーゴ。何でもするから、見逃してくれ……同情してくれ。
徴発された時、俺はもうちょっとで6歳だったんだ。生まれたのも、出産予定日よりずっと遅くて……もしちゃんと生まれてたら俺、6歳で、徴発免れてたよ。笑うだろ?そうだったら西園寺クロエはかの西園寺家の次男で、殺人なんかしなくても良かったかもしれない。
俺が徴発された後、西園寺家は政府と協定結んだんだって。巨額の寄付金の替わりに、西園寺家から#4は出ない。でも俺は駄目だった。一度奪ったものを返すほどには、政府は甘くなかったんだよ……同情しろよ、笑えよ。――……同情してください、お願いします」
クロエは俺に向けて、深々と頭を下げた。クロエの気持ちは痛いほどに判った。悔しかったろうと思う。辛かったろうと思う。初めから絶望しかない俺たちはまだ、良い。でも幸せを知っていて、大人の都合で奈落の底へ突き落とされたクロエは、どんなに――……同情するなと言う方が無理だ。
でも、だからって、
「…逃げる場所なんか、ないだろうが」
声に出した言葉は自分でも驚く程に震えていて、俺は自分が酷く怯えていることに気付いた。半ば自分の意思に反して、言葉は怯えながら続いた。
「ここを出て何処へ行く?ここに居たって何処に居たって、俺たちは死ぬ。この国はもう終わりだ……みんな、死ぬんだ」
「だからここで、せめて国の礎になって死ねって?」
「そうだ。それ以外に何があるんだ?俺たちは――」
「聞きたくない。俺は御免だ、そんなの……いや、違うな。ただ、ここに居たくないだけなんだって……ここじゃないなら、何処だっていいんだ。」
クロエはぎゅっと目を瞑ると、端から見ていてわかるくらい無理に笑みを浮かべた。
ここじゃない何処か、と言うのが何なのかわからなくて、俺は言葉に窮した。…少し羨ましい気も、した。俺には初めからここしかなかったから。
「そうだ、ユーゴ」
「あ?」
「一緒に行かないか?」
「………はあ?」
クロエは子供のような無邪気な笑みを浮かべ、しかし反して、大人びた慣れた手付きでユーゴの顎を引き寄せた。
「………あ」
キスされたのだ、と気付いたのはクロエが唇を離してから。驚いているうちに唇がまた重なって、クロエの舌が唇に割り込んだ。
「く、ろ……ふ、っむ……」
「――好きなんだ。お前が」
「は……」
「一緒に来てくれよ。お前が側にいてくれれば、俺はなんだって…」
――なんだって、何なのかは訊いてはいけないような気がした。訊いた途端に全部終わってしまうような妙な予感がした。何もかもどうでもよくなるような衝動も訪れて、こうなるために夜明かししたような錯覚さえ――……
「駄目だ、クロエ」
それでもクロエを許すことはできなかった。
「側にいてやるから、行くな。逃げるなんて許さない」
「ユーゴ……」
「俺が好きなら、お前が徴発されたことにちったあ感謝しろよ」
ぽかんとするクロエへ笑うと、クロエの頭を押し退けた。「あと、」と俺は頭を掻いて、
「お前がいなくなったら誰が俺を起こすんだ誰が飯をくれるんだ!俺のことも考えろ!アホ!」
クロエの額に唇を押し付けた。親が子供にするような、あれ。クロエはまだ唖然とした様子で、額を押さえた。俺はベッドの柱に凭れて、クロエの言葉を待った。クロエが判ってくれればいい。
「ユーゴは本当に、勝手だ」
「……誉めんなよそんな」
「誉めてねえよ馬鹿。でも、そんなとこが――」
クロエはいつも通りの苦笑を浮かべた。
「……好きなんだよなあ、くそ」
「惚れた弱み、ってやつ?同情する」
「うるせえよ馬鹿…」
「馬鹿っつー方が馬鹿なんだよー」
「例え俺が馬鹿だとして、お前よりゃマシだ」
「ばーかばーか」
「うぜえー」
そして二人同時に吹き出して、何時ものように腹を抱えて馬鹿笑いした。
一頻り笑い終えて、目に涙を貯めたクロエが俺の髪に触れてくる。拒む必要は感じられなかった。
「行かねえよ、どこにも」
「聞いたからな?破るなよ?」
「はいはい」
クロエはまた愉快そうに笑うと――……突然表情を消した。そのあまりの変わりようにぎょっとしたが、クロエに髪を触られているせいで仰け反ることもできなかった。
「――く、くろえさん?」
「ユーゴ……俺と」
「ちょっと待て皆まで言うな。落ち着いて?」
「俺とさ」
「待てっておい…お前、まさか」
「うん」
「……俺とヤりてえとか、思ってる?」
…クロエは満面の笑みを浮かべると、俺の髪へそっと口付けた。……き、キザなやつ……て言うかちょっと様になってるのがムカつく……いや待て待て。ベッドの下段に軍靴を脱いで乗り込んできたクロエから、俺は必死に距離を取った。
「いや待て。お前は俺のこと好きかもしれんけど、俺はお前のこと好きじゃねえよ!」
「嫌いでもないだろ?」
「いやいやいやいや!!いやまあそうですけどだからってセックスは……つか俺、素人童貞なんですケド」
「…や、俺もだけど……て言うか、#4はほぼそうだろ。商売女でもないと#4相手してくれねえよ」
「男としたことねえし」
「俺も」
「じゃあ無理だろ!潔く諦めよう!!」
「知識はあるからなんとかなるって…!」
「なんだよそのポジティブは!?いや#4はそらホモ多いからさ、俺も多少はわかるけどそういう問題じゃねえだろ!?」
「いいじゃんもう何でも…」
「ちょ、ばっ!?人のズボンをずらすな!!!」
クロエは俺のズボンに手を掛けたまま、面倒そうに顔を上げた。その頬には暗闇でもわかるほど赤みが差していて、こっちまでドキッとする。
「……まじで、ヤんの?」
自分でも往生際悪いなとは思ったが。クロエは答えるかわりに、俺のズボンを下着ごと引き下げた。
「一応、興奮してんだ…」
俺のゆるく勃ち上がり掛けたペニスを見て、クロエが熱の篭った声で言う。俺は堪らなくなって膝を閉じようとしたが、クロエに無理矢理割り開かれてしまった。
「…つかクロエ、まさか俺が下とか、言わねえよな?」
俺は恐る恐る問い掛けた。状況的にこれ、俺ヤられかけてない?俺は大きく首を振った。
「無理。無理無理。俺処女だぜ!?」
「知ってるよさっき聞いた…くれよ、処女」
「な………」
言葉を失っていると、クロエは問俺を問答無用で押し倒してきた。はっとして起き上がろうとしてももう遅い。ベッドに縫い止められてしまって脱け出せない。…俺は顔を覆った。
「さよなら俺のバージン…」
「煙草チャラにしてやるから」
「ちょっと嬉しいけど、俺のバージンは煙草五箱分しかないのか!?」
「素直に喜べよ」
「くっそ……あ、お前…」
クロエの指先が、軽くアナルに乗せられた。まだ挿ってきてはないが、普段自分でも触ることのないそこは酷く敏感だった。緊張で早鐘のような自分の脈拍が、もう痛いくらいだった。
「挿れるぞ、ユーゴ」
「まだ指だろ…遠慮してんじゃねえ、ばか――」
宥めるように笑いかけてやると、クロエは躊躇いがちにアナルへと人差し指の先を挿れてきた。
「ぐ、…う」
人差し指はゆっくりと奥へと抉り込んでくる。百聞は一見に如かずと言うか……思ってたよりずっと、痛かった。シーツに爪を立てて、ユーゴは苦痛を紛らわそうとする。しかしはっと思い立って、クロエの空いている手を取った。クロエがぎょっとしてアナルをかき混ぜる指を止める。
「考えてみたら、濡れてないから尚更痛いんだよこの、下手くそ…!」
俺はやけくそになって、引き寄せたクロエの指を唾液を含ませた舌でねぶった。そしてその手を自分のアナルに宛がわせ、これまでアナルをかき混ぜていた手に、自分のペニスを握らせた。そして唖然とするクロエを、下からキッと睨めつけた。
「これでできるだろこの、童貞!」
クロエはそれでもまだしばらく唖然としていたが、やがて息だけで笑うと、「すいませんね下手くそで」と自嘲気味に笑って唾液でまみれた指をアナルへと押し込んだ。そして同時に握らせた俺のペニスを性急な手つきで擦り上げる。
「どこだっけ、前立腺…」
「しっ、るか…ッ…ば、かあ…!」
先ほどこそ激痛だったが、今はペニスに与えられる快感が先立ってそれほど酷い圧迫感は与えられなかった。快楽に悶える俺のアナルを、クロエは調べるように丹念に解した。いつの間にか指も二本になっている。
「なんか、ないの?この辺みたいな…」
「あるかクソボケ…勝手に探、……ッう、あ!?」
「…なんかしこりみたいなの、あったかも」
「ひッ…」
クロエは見つけたしこりを、二本の指先で挟んで弄んだ。俺は未知の快感に、あられもなく喘ぐしかない。クロエは俺の前立腺を刺激しながら、先走りを塗り込めるようにペニスも刺激した。
「ユーゴ、俺もう限界…」
「あ………」
クロエは切なげに呟いて、俺のアナルから指を抜いた。俺が見ている前でクロエはベルトの金具を外して、自分のペニスを取り出し、その切っ先をアナルへと押し当ててくる。その熱さに、…俺はもう笑うしかなかった。
「ギンギンじゃん…若いなー」
「年下だろお前――挿れる、ぞ」
「待って」
「なに……」
不満げに眉を潜めたクロエを笑って、俺は股を開いてその足を上げた。その足をクロエの腰に巻きつけると、クロエが不可解そうな顔をした。
「…ユーゴまじで初めて?慣れてない?」
「言い掛かりはやめろよ。オトコの嫉妬は醜いぞ?」
「妬くよそりゃ。…好きなんだから」
「…………つかさ、良いの?俺お前のこと好きじゃないぜ?虚しくない?」
クロエは俺の質問に驚いたようだった。俺自身、自分の質問に驚いていたし。色々と流されやすい自覚はあるのに、こんな土壇場で自ら静止を提案するなんて俺らしくない。
クロエは薄く笑う。
「気遣うくらいなら、好きになれよ」
「…………」
「冗談だ」
「…判りにくいわ」
「はは――好きになってもらえるよう、頑張ろうかな」
「セックスを?」
「こんだけ下手くそ呼ばわりされて今更どうしろと」
「これから頑張れば」
「挽回できるかなあ、童貞だし」
「俺だって処女だぜ」
「ま、頑張るよ……挿れるよ」
「おうよ――」
俺はクロエの背に腕を回して、クロエの挿入に控えた。
「う、ぐ…ッあ、あ…」
「まだ先っぽなんだけど?」
「もっと、ゆっくり……」
「無理」
クロエは無駄に爽やかな笑みで、俺のナカへ自分のモノを捩じ込んできた。痛みに思わず、爪先に力がこもる。眉根をきつく寄せて堪えていると、クロエが深く息を吐いた。
「挿った……全部。ほら…」
クロエは俺の手を取ると、その結合部を触らせた。
「挿ってるだろ?」
「触んなくても、判るっつーの」
挿ってるのは俺の中なんだから。
「狭くて、凄く熱い」
「んな報告いらねえよ!さっさとすることしろ!」
「何せ童貞なもんで…」
「…あのなー」
「ははは」
クロエは笑いながら、俺の寝間着のシャツを首元まで捲り上げた。クロエが俺の肌を臍から胸にかけて指でなぞってきて、ぞくぞくした快感が背中を駆け上った。
「綺麗だな。傷一つない」
「…ん。あるのか?」
「あるよ。昔刺された傷が、腹に」
「……見たいな」
俺はクロエの軍服のボタンを、一つ一つ外した。軍服はカッターシャツの上に着るものだから、全て外しきるのに結構かかる。クロエは手伝わず、俺の手付きをじっと見守っていた。
「これ?」
呟くとクロエが頷いた。クロエの下腹には、長い深い切り傷が走っている。俺はその傷痕に指を這わす。
「…切腹みたいだな」
「俺が15歳ぐらいの時かな。俺がまだ子供で、西園寺を本当に諦められなかった頃――……疎まれて演習中に」
「痛かったろ」
「死にかけたよ。死にたかった」
「…………」
「死ねなかったけど」
クロエは笑って、また俺の肌を撫でた。
「他にも傷、あるのか」
「ある。一番酷いのはこれだけど」
「脱げよ、全部……下は無理だけど」
「うん……」
クロエは羽織っていただけの軍服とカッターシャツを、ベッドの外に脱ぎ捨てた。俺の寝間着も完全に脱がして、それも同じように捨ててしまう。
「ユーゴみたいに綺麗なのは多分、あんまいないよ。俺みたいなあんな傷も珍しいけど、大体のやつは切り傷とか銃創とか、持ってる。大事にしろよ」
「クロエももう怪我すんなよ」
「努力する――で、ユーゴ。…もう良いよな?」
ちょっとしんみりした雰囲気をぶち壊すように、クロエが好色な笑みを浮かべた。クロエの手が俺の腹を下りて、またペニスを握った。それを扱くのと連動するように、出入が始まった。クロエは俺の前立腺の位置を覚えていたらしく、そこを的確に突いてくる。
「ここがイイんだろ…」
「なんか俺、おか、しッ…ぅああ!」
「イきそうか?」
俺は痙攣するみたいにガクガク頷いた。クロエは辛そうに笑う。
「俺ももうやば…ユーゴ、中出ししていいか?」
「出し、て…え!」
「ッ……煽りすぎだ!」
ラストスパートとばかりに、クロエの出入のスピードが上がる。俺はクロエの裸の背に縋りついた。
「クロエ…!」
「ユーゴ、出すぞっ…」
クロエは腰をペニスが抜けきるギリギリまで引くと、一気に最奥まで叩き付けた。熱い液体が胎内に吐き出されたことに俺も背を反らせて、クロエの腹へ精をぶちまけた。
「は………」
聞いていた通りに自慰するときより自分が突っ込む時より長く射精が続いて、ユーゴはそれをぼうっと眺めていた。それも段々と勢いがなくなり、射精が終わる。クロエが俺の中から萎えたペニスを引き抜いたことで、どろり、とアナルからクロエの精液がベッドに零れた。
行為が終わっても暫く、二人は裸のまま抱き合っていた。