不満を表現する方法は幾つもある。

それは地団駄を踏んだっていい。
怒ったっていいし、泣いたっていい。
手を出すこともあるだろう。
逆に無気力を発揮する人もいて。
溜め込んで笑っちゃうお人好しだっていていい。
「――だから、君もね。許されているのさ」
なんてちょっと、気障すぎるか?





「旦那はさあ、死にたいなーって思ったことあるの?」
「ありますよ」
「だよねぇ」
「どうしてそう思いますか?」
「俺だって死にたいよーーそんなん」

さすがにありゃちょっとキツいわあ。そう笑うと旦那はない眉を不思議そうに吊り上げた。しかしその一瞬後には、ああ、それ。とばかりに肯定の笑みを浮かべていた。「死にたくないのに死んだのに、その前に死にたかったなんて不思議だね」

「俺もねぇ、死んじゃおっかなあって時々思うよ」
「思『う』?」
「まあねぇ。だって退屈なんですものよ」