神は死んだと言うけれど、俺に言わせりゃ神はいる。
ただ神は、依怙贔屓する。人が神の似姿ならば逆であってもまた然り。
どいつもこいつも期待しすぎよ、神だって人間じゃない。だからごめんね子供たち。天使を呼んであげるから。



『私死んでもいいわ』

いつか誰かを好きになったら、そんな風に言いたかった。『月が綺麗ですね』なんて遠回りした台詞より、俺にしっくりくるだろう?
そりゃもう文字通り。噛み砕いたら殺してちょうだい。腹を裂いて。頭を割って。指を落として。目を抉って。舌を抜き。耳鼻を削いで。狂うくらいにアいして欲しい。
恋人の構成要素になる妄想は、どうしようもなく甘美だ。祝おう謝肉祭。わたしおいしいかしら?

「ごめんねえ、大したもの出せなくて」